 |
こちらの改造依頼はポジションマークのアバロン化です。（写真は完成状態） |
 |
本機はレギュラー品なので元々はこの写真の様にセルロイドのポジションマークでした。 |
 |
ポジションマークの撤去はまわりからこじると指板にダメージが有りますのでドリルで中央に穴を開け内側からノミ等で突いて掘り起こします。 |
 |
アバロンの形を整形し元穴に埋めて指板のアールに合わせて削りますが木部まで削らない様に注意しなければなりません。 フレットを打つ前なら作業し易いのですが… 余談ですがこのレスポールは指板のバインディングが黒で若干見えにくいですがYAMAHA SG（除く初期）の様にオーバーバインディングフレットになっていませんのでフレットの端部はバインディングです。 工場での製造工程は指板木工→ポジションマーク加工→フレット打ち→バインディング接着→端部整形→ネック接着でしょうね。このやり方ですとフレット一本一本の足の両端部を予めカットする必要が無くフレットの小口も指板に合わせて真っすぐ揃えるだけなので作業的には早いのでしょう。しかしフレットを打ちかえる時はこのバインディングを残すのは大変なので殆どのリペア作業ではオーバーバインディングにしてしまいます。 中古やオールドのレスポールを見る時はこの部分が残っているかオーバーバインディングになっているかでオリジナルのフレットかどうかを見る参考にします。 |
 |
作業を終え指板やフレットのクリーニングをして完成です。 確かカスタムショップから以前発売された限定モデルではアバロンのポジションマークになっていましたね。 中々カッコ良くなりましたよ。 |
■2011.03.05掲載
| いやぁ、松本孝弘氏ついにグラミー賞取りましたね・・・素晴らしいです！ という訳で今が旬な改造？ ３例目になりますTAL MATSUMOTOモデルのレスポールのポジションマークアバロンインレイ化です。レスポールも正式にはレスポールモデルですので松本モデルのレスポールモデル？何か変ですね。 ２本目の写真は撮り忘れましたが、まぁ同じです（笑） 因みに歳は違いますが松本孝弘氏と高中正義氏は同じ3/27生まれなんですね。もし私も3/27に生まれていたらもっとギターが上手く弾けたかもしれません。 余談ですが、スラップ（チョッパー）ベースの達人、元カシオペアの櫻井哲夫氏とナルチョこと鳴瀬善博氏も歳は違いますが11/13日生まれというのも思い出しました。 |
そう言えばGIBSONを使う前はこういうYAMAHAのMGを多用していましたね。
