■窪田　宏氏　シンセサイザー　YAMAHA D-DECK リフィニッシュ

時々ちょっと変わった依頼が来ます（笑） こちらは直接ご本人からお請けした訳ではありませんが、依頼者は何とTRIX　トリックス（他のメンバーは元カシオペアのドラマー、熊谷徳明氏、元T-SQUAREベーシストの須藤満氏、ギタリスト菰口雄矢氏からなるバンド）でも活躍されている窪田　宏氏！ 元々窪田氏はエレクトーン奏者で、私の妻もエレクトーンを習っていた事もありそのお名前は何度も聞いた事が有りました。 勿論現在もトリックスの他、YAMAHAのプレイヤーとしても活躍されていますが、いつもキーボードはこのYAMAHA D-DECKが使用されています。D-DECKはエレクトーンの様に２段の鍵盤を持ち、オプションで足鍵盤を付ければエレクトーンとしても演奏出来ますし、キーボード部分だけでシンセサイザーとしても使えるYAMAHA独特のキーボードです。
窪田宏氏についての ページはこちら・・・ TRIXに関してはこちら	今回はこのD-DECKをステージで目立たせる為に赤く塗装して欲しいとの事で相談が有ったのですがこんなのは塗った事が有りません。そして一番気になるのはコントロール系の文字が塗装すれば見えなくなるし、新たに文字を作って貼るのも大変だと思いましたので、「とりあえず現物を見せて下さい」とスタッフにお願いしたのですが、まぁ見せてもらったら最後？やるしか有りません（^^;;; シンセの分解は経験ありませんし、ましてや一線で活躍中のプロミュージシャンの商売道具ですので「組めませんでした・・・」っていう訳にも行きませんので仲介して頂いた方にバラして頂き、シルバーのカバーだけ送って頂きました。 YAMAHA D-DECK

送られて来た時の状態です。 さて、どうしようかな？　と　しばらく眺めていました。 直近のライブでも使用したいとの事もあり納期も無いし・・・

そうだ、シースルーレッドにすれば透けて文字も読めるかも？ 一発勝負ですが、薄めに吹き始めて調子を見ながら色を乗せて行きます。

まぁ、何とか行けそうですね。 色はフェラーリみたいな赤に・・・との事（誰かのクルマと同じ様な事を　^^;)

クリアを吹き、研磨、そしてまたクリアを吹き何とか完成です。

こちらはスタッフに返却後組み立て完了した時の写真。 この後早速ご本人に引き渡し完了しましたが、喜んで頂けたそうです。 どこかのライブで赤いD-DECKを見たら多分コレですので思い出して下さいね。

【その後】

何だかエレクトーンの月刊誌に掲載されたようです。（2011年11月号) http://www.yamaha-mf.or.jp/electone/cover-story/2011-11/ 「人形の絵付けをする京都の職人さんによって塗装が施された・・・」 と書かれていました。　ん？？？　まぁ、いいか！ 今度、京都に行って人形の絵付けでもやりに行ってきます（爆） それと、楽器フェア2011のYAMAHAブースに展示されていたそうです。 赤いD-DECKはこれだけですので、窪田氏から借りたのでしょうね。 日の目を見て嬉しく思います。 　写真は行かれた方のブログから拝借しました。

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